【猫】譲渡会で「元気ですね」と言われて、言葉に詰まった日
譲渡会の会場は、
思っていたより人が多く、音もありました。
ケージ越しに猫を見て、
里親希望の人が言いました。
「元気そうですね」
その言葉に、
すぐ返事ができませんでした。
元気かどうか。
家にいるときの様子を思い浮かべると、
即答できるほど
はっきりしたものではなかったからです。
普段はよく寝ている。
ごはんは食べる。
でも、
知らない場所に来ると
固まる時間が長い。
それを
「性格ですね」と言っていいのか、
「環境のせいですね」で済ませていいのか。
その場では、判断できませんでした。
譲渡会では、
猫の状態を
短い言葉で説明する場面が多くあります。
でも実際には、
白黒つけられない違和感を
抱えたままのことも少なくありません。
「元気です」と言うほどでもない。
「心配です」と言うほどでもない。
その間にある状態を、
どう伝えればいいのか。
あとから振り返って思います。
家の中だけで見ていたときより、
外の場に出たことで、
気づいたこともありました。
反応の遅さ。
音への敏感さ。
緊張が続いたあとの静けさ。
病院に行く・行かない、
という判断だけでなく、
日々の中で変化を見つめ直す時間もあります。
そうした向き合い方を考える中で、
「なおりだま」という選択肢が
ふと浮かぶことがあります。
あのとき、
言葉に詰まったのは、
何も考えていなかったからではなく、
簡単に決めてしまえなかったからだと思います。
その迷いもまた、
向き合っていた時間だったのだと、
今は感じています。
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