<再構築>何も起きなかった経験が、その後の関わり方を変えた
あのとき、
結局、何も起きませんでした。
病院に行かなかったことも、
様子を見た判断も、
結果だけ見れば、
「問題なかった」と言えます。
それなのに、
なぜか――
その出来事だけは、
心に残り続けていました。
何も起きなかったのに、忘れられない理由
後悔というほど強い言葉でもない。
反省とも、少し違う。
ただ、
「もう一度、同じ場面が来たら」
という想像だけが、
頭に残っていました。
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あのとき、どう見ていたか
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何に迷っていたか
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どこで判断が止まったか
それらを、
なかったことにはできなかった。
変わったのは「判断」ではなかった
次に似たような場面が来たとき、
劇的に何かを変えたわけではありません。
病院にすぐ行くようになった、
という話でもありません。
変わったのは、
見方でした。
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いつもより、少し長く様子を見る
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「大丈夫かな」と思った瞬間を覚えておく
-
比べる前に、その子自身を見る
あの経験は、
判断を早くしたわけでも、
強くしたわけでもありません。
判断の「精度」を、
少しだけ変えました。
「気になった」という感覚を、捨てなくなった
以前は、
気になった感覚を
すぐ打ち消そうとしていました。
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考えすぎ
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気のせい
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いつものこと
でも、
一度強く迷った経験があってからは、
その感覚を、
急いで消さなくなりました。
気になったら、
そのまま残しておく。
何かを決めるためではなく、
見るために。
何も起きなかったからこそ、残ったもの
あのとき、
もし何かが起きていたら、
後悔はもっと分かりやすかったかもしれません。
でも、
何も起きなかったからこそ、
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見ていた時間
-
迷っていた夜
-
決められなかった理由
それらが、
その後の関わり方に
静かに影響し続けています。
今日の視点
「結果」ではなく「残ったもの」に目を向ける
何も起きなかった経験は、
無意味ではありません。
それがあったから、
次の違和感に、
少し早く気づけることもあります。
行動が変わらなくても、
関わり方は、確実に変わっています。
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